加賀水引展 第2会期 11/3~11/30

石川県立伝統産業工芸館 企画展 KAGA mizuhiki 【加賀水引展】の第2会期がスタートしました。
これまでの現代作品に加え、先代作品の展示などを追加し、拡大展示しております。
加賀水引を創案し広めた先代達の遺した貴重な作品や紹介を第4展示室でご覧いただけます。
石川県伝統産業工芸館
http://www.ishikawa-densankan.jp/program/news/2016/09/002933.html
第2会期(会期B) : 11/3~11/30 現代の加賀水引 + 先代の加賀水引と加賀水引
■場所
石川県立伝統産業工芸館
〒920-0936 石川県金沢市兼六町1−1
電話: 076-262-2020
■営業時間
9:00~17:00
石川県立伝統産業工芸館 企画展
KAGA mizuhiki 【加賀水引展】
水引は、日本古来からの伝統的な贈答文化。贈り物を、和紙で包み、水引を結び、用途に応じて贈る理由や差出人を書する。この「折」「結」「書」の3つが水引の基本です。大正初期、この3つを劇的に美しく進化させ、芸術の域にまで昇華させたのが加賀水引初代 津田左右吉(つだそうきち)です。
品物を包む「折」はそれまで平面的デザインでしたがふっくらとした立体的な包み方を考案しました。品物を縛る「結」についても、「折」に見合うように立体的で造形的な水引の結び方を考案しました。また、筆字に関しても形・用途に合わせて書き方を研究し美しく仕上げました。
この美しく豪華な水引折型は、2代目の津田梅(つだうめ)の時代に全国に広く知られるようになり「加賀水引」として定着しました。
また、水引結びの基本は「あわじ結び」といい「魔除」「縁結」「封印」「未開封」などの様々な意味と思いが込められています。左右吉は、造形的な結びをこの「あわじ結び」を応用して作る事を流儀としていました。これらの折型・結び方などのアイディアは「加賀水引図案集」に遺され現在でも「加賀水引図案集」をベースとし、結納品・金封などが制作されています。
企画展では加賀水引の特徴である 巧みな和紙の使い方や高度な水引細工、美しいく書かれた水引独特の書字をご覧いただけます。


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